BINGATA Colors and Shapes of the Ryukyu Dynasty |
沖縄復帰40周年記念 |
今回の展覧会では、琉球王家に伝えられた紅型衣裳の白眉といえる作品をはじめ、これまで守り伝えられた優品を一堂に集めご覧いただきます。さらに松坂屋コレクションの中から、洋画家岡田三郎助の蒐集した作品を中心に、紅型衣裳を初公開します。また、鎌倉芳太郎蒐集資料からは、今回出品の紅型衣裳に類似する型紙を併せて展示します。 |
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紅型は琉球王朝の時代に、王族や士族など特定の階層の衣裳に用いられ、 王府の庇護のもとに発展した染色の技法です |
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沖縄復帰40周年記念 「紅型 BINGATA」 |
―本展覧会 「News Release」 「紅型 BINGATA:カタログ」より抜粋して掲載しています― |
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琉球王朝の時代に生み出された紅型の衣裳は、型染による表現の多様性において特筆すべき染色品です。型紙を複数つなげて表す大胆な構成の絵画的な模様、繊細優美な小紋柄、二枚の型紙を重ねて用いる複雑緻密な構成の模様など多彩な意匠が施されています。琉球に産する、あるいは海外との交易によりもたらされた顔料や染料による
「いろ」 と、型紙を駆使して創り出された 「かたち」 により、琉球独自の染色世界が展開されています。 |
特別展示 |
尚家で用いられた紅型の衣裳は、琉球内外の最良の布地や顔料・染料を素材としています。製作には貝摺奉行所の絵師が図案をつくり、士族の資格を与えられた首里や那覇の紺屋(形付屋)が型紙を彫り模様を染め出しました。王家のみに許された特別な模様をはじめ、紅型の多彩な意匠が見られ、琉球王朝の染織工芸の粋を示す貴重な作品です。 |
国宝 《黄色地鳳凰蝙蝠宝尽くし青海立波模様衣裳》 18−19世紀 那覇市歴史博物館蔵 |
第1章 紅型の「いろ」と「かたち」 |
第2章 もうひとつの紅型―筒描 |
第3章 初公開 松坂屋コレクションの紅型衣裳 |
お問合せTel:03-3479-8600 |
参考資料:Press Release、「サントリー美術館ニュースvol.240」、「紅型 BINGATA」カタログ他。 |
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